ギターに使われる塗装方法は大体3つ
オイルフィニッシュ
ニトロセルロースラッカー
ポリウレタン ぐらいなもんです。
まずオイルフィニッシュ
これは木材にオイルを染み込ます方法です。
ネックに使用される場合がほとんど。
これのいいとこは塗膜の厚さがありません。ほぼ0
サラサラした手触りもいい感じです。
自家塗装でも簡単
ですが
物理的衝撃に弱い
定期的に塗り込む必要がある
外気に影響されやすい(環境の変化に弱い)
一度オイルフィニッシュすると他の塗装ができない。
(オイルが染み込んだ部分をすべて削り取れば可)
などの弱点があります。
塗膜がないので衝撃に弱いし汚れやすい(手垢とかで)
表面のオイルがどんどん染み込んで行くので定期的に塗り込む必要がある。
オイルを塗っているとはいえ湿気は吸い込むし乾燥もします。
ここで日本の気候を考えてみましょう。
特に夏は湿気でジメジメ 閉め切った部屋ん中はサウナ状態
そんな所にギターを置いておくと湿気吸い込みまくりです。
冬になったら今度は乾燥しまくり
今度は水分が抜けて行きます。
それを繰り返す事がギターに取っていいことなのか?
オレの答えとしては
良い事ではないんじゃね?ってカンジ
そんなのしったこっちゃねーよ。って人はオススメ。簡単だし。
つぎはラッカーとウレタンの違いをまとめて説明
最初に言っておきますが
はっきり言って音質の差はないと思います。
ラッカーのが音響特性がいいとか言われてますが
機械つかって違いが分かっても
人間の耳でわからなかったら意味がない訳で
大事なのは塗膜の厚さだと思うんですよ。
(ってことはオイルフィニッシュ最高?)
一般的に ラッカー=薄い ウレタン=厚い
ってイメージだと思いますが、コレには大きな語弊があります。
これは
一回で吹き付け出来る量のことを指しています。
ラッカー
一度に厚塗りできない=重ね塗りしなきゃダメ=手間がかかる=高い
ウレタン
一度に厚塗り出来る=手間かからない=安い ってわけ
最終的な塗膜の厚さとしてはほぼ変わらないかと。
薄く塗れるかどうかは塗る人次第。
ただラッカーはどんどん痩せて行くので
何十年もすればラッカーのが薄くなるかも
塗膜の固さはウレタンの勝ち
硬化時間はウレタンのが断然速い
化学変化にもウレタンのが強い
ラッカーいいとこなくね?
ちなみにビンテージギターがラッカー塗装なのは
手に入りやすかったからって言う説が有力らしいです。
世の中にはラッカーフィニッシュってゆーギターも売ってますが
あれはトップコートにラッカーを使ってるだけ。
その下はウレタンです。なんの意味があるんだか┐(´-`)┌
ってことでウレタン塗装をお願いしました。
自家塗装だとオイルとラッカーが限界です。
ウレタンは結構な設備が必要になってきます。
色は最初バーガンディミストにしようかと思ってたんですが
スパークル系は高くつくのと
どうしても塗膜が厚くなるので白にしました。
はやくこないかなー(。・ε・。)
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